Anne of Green Gables Museum/グリーンゲイブルス博物館
Lake of Shining Waters/輝く湖水
ここはパーク・コーナーという場所にあります。グリーンゲイブルスハウスがあるキャベンディッシュから車で20分ほど行ったところです。ここはモンゴメリの母方の叔父キャンベル家の家です。モンゴメリは子供の頃ここが大好きでした。

モンゴメリは祖父母に育てられましたので、婚約しても二人が亡くなるまでは結婚せずにずっとそばで面倒をみていました。おばあさんが亡くなったあとは数ヶ月このパーク・コーナーの叔父の家で生活しました。結婚式もここであげました。その場所になった居間には今でもその時に使われたオルガンが置いてあります。時々、日本や外国からカップルが来てはここで結婚式をあげることがあるらしいのですが、昔からあるこのオルガンが今も使用されているそうです。
この居間には「赤毛のアン」に登場する戸棚のガラス扉のお友達が居ます。アンはさびしい子供時代を過ごしていて、ガラス戸に移る自分の姿を想像上のお友達に仕立てて名前をつけて呼んでいました。作者であるモンゴメリも同じことをしていたようです。
2階にはモンゴメリ自身が作ったクレイジーキルトパッチワークが展示されています。日本語の赤毛のアンの本も展示されてたりします。それから、モンゴメリの短編集「ストーリーガール」の1ストーリーのモデルになったブルーチェストが1階に、その中身が2階に置いてあります。このブルーチェストの話は実際に起こった話みたいです。私はこの本を読んだことがなかったので知りませんでしたが。ちなみにこの「ストーリーガール」はモンゴメリの一番のお気に入りの本だったそうです。
ここの広い敷地内に「赤毛のアン」に登場するかの有名(?)な「輝く湖水」があります。日によっては輝いてなかったりするんですが(^_^;;) 天気がいい日はきらきらきれいな湖です。ただきれいだからといって近づきすぎには気をつけましょう。湖のそばぎりぎりまで背の高い雑草が生えていて地面が見えませんが、あるところからは水の中に生えています。近づきすぎると湖に足をボチャンとやってしまいます。初めてここを訪れたときに、おまぬけな私がこれをやってしまいました。勢いよく近づいたものだから両足ともびしょぬれでした(^▽^;;) こんなことするの私だけかしら・・・。

ここの庭にはきれいなお花がいっぱい植えられています。家の裏には井戸もあります。夏のシーズン中は、マシュウライドという名前でここの叔父さんが馬車のドライブに連れて行ってくれています(有料)。
さて4回にわたって赤毛のアンの主なサイトを簡単に紹介してきました。他にも赤毛のアンのサイトはあるのですが、ここがたいていどこのツアー会社も回るところです。みなさんがPEIを訪れたときの参考になればうれしいです。
ただ日本人には赤毛アンばかりが有名になっている島ですが、PEIは赤毛のアンだけではありません。実際に日本人以外の観光客は赤毛のアンのことを知らない人、本の名前を知っていても読んだことがない興味がない人も多いです。それでもここを訪れるのは島がとても美しいからだと思います。独特の赤い土が作る自然の色のコントラストはとてもきれいです。自然が破壊されていないため、海は真っ青、木々は真緑等々、色がとてもはっきりしているんです。これは実際に来てみないとわからないかも。本当にきれいな場所です。
私は赤毛のアンが主な理由でこの島に来ましたが、興味がない人でも誰でも楽しめる島です。
旅行って休暇のはずがかえって疲れていまうことが多いですよね。ここはとてものんびりしているため、本物の休暇が味わえますよ。本当にお勧めの島です。日本からは地球の裏側に当たる遠いところですが、一生に一度は訪れることをお勧めする島です。
posted by エリ at 02:24| ☀|
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PEI観光
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