2007年01月13日

お肉について

前回に引き続き、文化の違いを感じた話をもう一つします。
カナダのPEIの友人宅にお世話になっていたときのことです。

友人家族と夕食の途中にこんな話をしました。
「最近、日本の友達と食事に出かけても肉だけが最後に残るの。
みんな肉を食べなくなってきてお年寄りみたいだねー、って話してるんだよ」
きっと、日本人の方ならこの感覚をわかっていただけると思います。私は次のようなイメージがあります。

だんだん年を取ってくるとあっさりしたものが食べたくなる。
→重たい食べ物は食べたくない→重たい物=肉を食べなくなる。
→軽い物=魚や野菜、豆腐等をより食べるようになる。

どうでしょうか?もちろん個人差はありますよ。「私はどんなに年を取っても肉は食べ続ける。」「年齢は上だけど、肉は大好きで、ずっと食べている。」もちろん、そういう人も多くいると思いますが、最初に書いた私の話を理解はしていただけると思います。

でも、カナダ家庭でこの話をしたら、全く意味不明だったようです。
「なんで肉食べないと、年取った気分になるの?」って聞かれました。
「・・・・。」
説明に困りました。あぁそうか、"肉は重たい食べ物"という考え方自体がないんだ、と思いました。元々そういう考え方がない人にそれを説明するのはちょっと大変なことです。だって、そういう概念がないわけですから。

カナダ人は、少なくとも私が出会った人たちは年齢と肉とは何も関係ありませんでした。若い人はもちろんのこと、60代の人も70代の人も、80代の人もお肉を食べます。魚好きの人も居ますが、ただの好みの問題といったところでしょうか。考えたら、クリスマスやサンクス・ギヴィング・デイのごちそうはターキー=肉と決まっているぐらいですものね。

そのときは、「日本人は年を取ると、肉食べないってことじゃないの?」という会話が家族間で交わされて、すぐに別の話題になりました。

このお肉の話題から私が学んだことは、「カナダ人はいくつになっても肉が好き」ということ。
ではなくて、日本の常識が外国で常識とは限らない、日本にある概念が外国にあるとは限らない、ということです。当たり前のことですが、忘れがちなことだと思います。

外国人に限りませんが、違う文化・違う環境で生まれ育ってきた人と会話をするときには、少なくとも相手には自分と違う考え方・概念を持っているかもしれないことを忘れずにいることが大切なんだな、と思った出来事だったのでした。
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posted by エリ at 23:13| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化の違い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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