「知らない単語を一つずつ調べていたけど、すぐ面倒になって3ページで辞めちゃった・・。」
「かと言って、一つでもわからない単語があると気持ちが悪くて前に進めないんだよねぇ。。」
経験ある方多いですよね?ね?
ちょっとお久しぶりになってしまいましたEriです。いろいろと多忙でございました。春分の日に東京で開かれた「映像翻訳フォーラム」何ぞを聴講しに行ったりもしていました。この話を書きたくてうずうずですが、今日は引き続きTOEICの話。
冒頭に書いたの、何を隠そう私です(笑)。3ページどころか1ページも読めずに挫折し本棚で眠っていた本は何を隠そう「ハリポタ」です。私のTOEICスコアUPにあれほど寄与してくれた本ですが、長い間全然読めませんでした、苦笑。それが前回までに書いた方法で数ヵ月後には楽しく読めるようになったのです。
まず、洋書を読むコツは"開き直り"と"勢い"。
わからない単語が出てきたらこう唱えます。
「こんな単語一つわからないくらい、全体には影響しないさ」
「日本語の本だってわからない漢字たくさん出てくるけど本の内容は理解できてる。英語だって一緒だよ。」
わからない単語は一つどころではないのだけど、知らない単語にぶつかるたびにこうやって開き直りながら先へ読み続けます。
本はたくさんの文章の集まりです。単語ではなくて、一つの文、一つの段落で何が言いたいのか、何が起こっているのかが分かればそれでいいんです。たった一つの文や一つの単語に縛られずに、内容の流れを大切にするのです。
「そんなこと言ったって、一つの段落にわからない単語が多いから、単語を調べないとどうにもならないよ。」
残念ですが、こう感じる本はまだあなたには難しいのです。とても悔しいですが、単語レベルが易しい本に落としてください。
「1ページにわからない単語が5個以上出てくる本は、あなたには難しい本だ」
短大・英文学科に所属しているときに、よく耳にしました。今はこの意味がよくわかります。「1ページに5個」が、辞書を引かずに内容を理解しながら楽しく読めるかどうかの目安ということだったんですね。
かと言って全く辞書を引いてはいけないのか?というと、もちろんそんなことはありません。
日本語の本と一緒です。たいていわからない漢字の意味は、文脈や部首から適当に推測して前へ進みますが、それでも「ここの文章の内容をつかむのにこの漢字の意味が気になる。重要そうだ」こういうときには辞書を開いたり、誰かに聞いたりします(笑)。
洋書も同じ。ここの文は大切だから、この単語も大切だ。こういうときには辞書を引いて調べてすっきりして、また本の流れへ身をおきましょう。
私は辞書を引く時のMyルールを決めていました。
1.できるだけわからない単語は気にせず飛ばす。
2.同じわからない単語が何度も出てくるときは、意味を推測してみてから、辞書で確認する。
3.文のコアとなっている単語の場合には、辞書で調べる。
Myルールの解説
1.単語を無視するわけではありません。自分で前後の文脈や語根から推測して前へ進みます。
2.ここまでくると何度か登場している単語だから、すでに推測しています。それを確認。
3.本の内容をつかむのに大切な単語は、曖昧にせずに辞書できちんと調べます。
これはあくまでEriルール。人それぞれ自分のルールがあっていいと思います。とにかく大切なことは、自分が読もうとしている本を楽しむことです。勉強のためだからと興味のない本を読もうとしたり、辞書で単語を調べまくっていたら、全然楽しくないです。楽しくないものを続けるのは苦痛だから、嫌になってしまいます。
Myルールは、多少の単語に縛られずに「本自体を楽しむためには」というコンセプトのもと考えられたルールなんです。大袈裟ですが(笑)、楽しかったから毎日読書していました。それがたまたま洋書だったから、英語の長文を読むことに慣れることができたんです。
それが結果的に、8ヶ月間でリーディングパートのみで100点以上のスコアUPにつながっていたのです。345点→450点。
ぜひ皆さんも資格のためとは言え、楽しさを見つけて勉強していただきたいと思います。
つづく。