ただ、香港出発日の前日に左足首を痛め足を引きずるようにしか歩けない私。はりきってあちこち歩き回るつもりでしたが、足が痛いので行く場所を絞ることにしました。
2日目に行った場所は大きく分けると2か所。"アヴェニューオズスターズ(Avenue of Stars)"と"ヴィクトリアピーク(Victoria Peak)"。
私が滞在していたホテルは中国本土の九龍半島の先端。私の宿泊先を含むホテル街から歩いて5分〜10分でヴィクトリア湾にでます。ホテルの上層階からはヴィクトリア湾が一望できそうなくらいの距離です。あいにく、私の部屋は5階で窓は中庭に面していたから何も見えませんでしたが。
この九龍半島から香港島まではフェリーでヴィクトリア湾を渡り8分ほどで行くことができます。
ヴィクトリア湾沿いに舗装された散歩道になっていて、ここに"Avenue of Stars"はあります。コンクリートの地面に、香港映画スターの手形がたくさん彫られて(?)います。湾の向こう側には、香港の超高層ビルが立ち並ぶ様子が見えます。

さて、私は何を考えていたのでしょう。よく知りもしない香港スターの手形をスタート地点から一つずつ写真に収めていると、すべて撮らないと気が済まなくなってしまいました(--;;) その数は思ったよりたくさんで、100個以上あったかもしれません・・。
唯一知っていたのはジャッキー・チェンくらい。彼の手形を見つけるとうれしくなり、自分の手を合わせて写真に撮りました。最近できたというブルース・リーの像もありました。海をバックにポーズを決める彼は様になっています(^^)

大量の香港スターの手形をすべて撮り終わって満足した私は、"Star Ferry"というフェリー会社を利用し、8分の船旅をして香港島へと渡りました。着くと、そびえたつ高層ビル群に圧倒されてしまいました。世界で3番目に高いという88階までもある(確か)ビルも建っていました。
ヴィクトリアピーク(Victoria Peak)は山の頂上で、ここから香港の夜景が一望できます。ここを目指しながら"スタチュー・スクエア(Statue Square)"という広場、セント・ジョンズ教会(St.John's Cathedral)に立ち寄りました。教会へ行く時に道に自信がなかったから信号待ちのときに近くにいた警官ぽい男性に英語で道を尋ねました。たどたどしい英語で返事が返ってきました。
「道はあっている。このままあと5分くらい行ったところの右側にある」
ありがとうと言って、長い信号が変わるのを待っていました。しばらくすると警官が近付いてきました。
「間違えた道を教えちゃったよ。今教えたのはSt.Joseph Cathedral(セント・ジョゼフ教会)だ。St.John'sはもう過ぎてるよ。同じ道を2、3分戻ったらすぐ見つかるはずだ」
おまわりさん、間違ったこと教えてくれないでよ。あぶないあぶない(ーー;; というか、私も通り過ぎていたとは恥ずかしいな。。
などと考えつつ、せっかく教えてくれたからもともと行こうとしていたセント・ジョンズ教会(St.John's Cathedral)とセント・ジョゼフ教会(St.Joseph Cathedral)を見にいきました。特に香港ぽいということもなく、カナダで見てきたのと同じようなどこにでもありそうな普通の小さい教会でした。
偶然行くことになったセント・ジョゼフ教会(St.Joseph Cathedral)では、女の人がひざまづいてお祈りをしていました。彼女はシスターではなく、私たちと同じ一般人のようです。映画で時々こうしたシーンを見かけますが、本当に思い悩んだ時に神様に相談に来るのですね。彼女は泣いていたようにも見えました。ここは長居せず中の写真も撮らず、静かに立ち去ることにしました。
その後、Peak Tram(山麓駅)へ向かいました。人香港島と九龍半島の両方の景色が眺められる”Victoria Peak”へ行くためのTramという路面電車乗り場です。この山の上から香港の百万ドルの夜景が見られます。山頂にはマダム・タッソー蝋人形館があります。ここも見に行くつもりだったので、路面電車と人形館とセットになっている券を買いました。確か130HKドル(約2000円)。
路面電車は上がって行くにつれて、窓からきれいな景色を見ることができました。が、すごく急。45度くらいあるんじゃないかというくらい車内は斜めになっていて、首・肩こり症の私は自分の頭を支えると痛いくらいでした。

山頂に着くと降り立った駅はショッピングモールの中に着きます。降りたところにチャイナドレス屋さんを見つけました。軽い気持ちでふらりと入りましたが、出る時にはチャイナドレスを購入していました。99HKD=だいたい1600円くらい。買う時に自分でも思ったし、帰ってからも数名に聞かれました。
「いつ着るの?」「どこで着るの?」→わかりません。でも安いし、かわいいからいいのです(笑)
同じデパートに人形館がありました。懲りずにここでもすべての人形を写真に収めてしまいました。ここで人形のジャッキー・チェンと2ショット写真も撮られました。これは人形館のカメラでの撮影で、希望者には大きな写真に引き伸ばしてくれたりキーホルダーを作ってくれます。
ブランジェリーナこと、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーカップルから始まり、メリル・ストリープ、エディ・マーフィー、メル・ギブソン、ピアース・ブロスナンと言ったハリウッドスターたち。世界的にも有名な歌手ビートルズ、プレスリー、マドンナや、テレサ・テンや香港・中国歌手たち。ビル・クリントン、G・W・ブッシュ、フセインなど世界の政治家たち。ダイアナ妃、エリザベス女王など英国王室の皆様。ペ・ヨンジュンなど韓国俳優、中国の歴史上の人物?やスポーツ選手などなどたくさんの人形がいました。日本から選ばれたのは、千代の富士、浜崎あゆみ、吉田茂の3人でした。もちろんブルース・リー人形もいました。ブルース・リーは、香港では恒久のヒーローのような扱いだと感じました。
すごく似ていて生きているかのような人形もあったり、似ていない人形もあったり、とても面白かったですよvできればここは、一人ではなく2人以上で来たい場所だと思いました。感想を共有できないのはさびしかったです。
ここまで、ひとりの時間をマイペースに楽しんでおりますが、中国人にはかなりイライラさせられていました。だって、カメラを構えている目の前を平気で横切ったり、次々と被写体が横入りする!地面の手形に向けてカメラを構えているのに、その上を平気で踏みながら歩いて行ったりもするのです。見ていると欧米人たちはちゃんと常識ある行動をとっていましたよ。中国人たちのマナーの悪さにはがっかりでした。
こうしてイライラしてる間に外は暗くなってきて、夜景を見るのにちょうどよい頃合いになってきました。添乗員をしている友人から、夜景が見えるお勧めレストランを教えてもらっていたので、そこへ向かうことにします。観光初日にしてさっそく100万ドルの夜景を見てきました☆